BUDOUNOKI

福岡県

オンラインストアのリブランディング

おいしいものには、人と人、想いと想いをつなげる力がある

30年間、変わらず継承されている地産地消・循環型農業の精神。地元農家や漁師と連携し、旬を大事にした六次産業を展開するぶどうの樹グループのオンラインストアのリブランディングを行いました。


BUDOUNOKIとは?

人口3万人の小さな町、福岡県岡垣町に本社を構えるぶどうの樹グループ。「おいしい・たのしい・うれしい」をコンセプトに、野菜や果樹の栽培、加工品製造、レストランやグランピング施設、結婚式場や旅館の運営など、1995年の設立当初から先進的な六次産業に取り組んでいる。

家族みんなが安心して楽しめる「健康応援ビュッフェ」

味は一流なのに、少しの傷があるだけで市場に出せなくなるB級品C級品。その活用方法に悩んでいた農家や漁師の声を耳にした社長が始めたのが「健康応援ビュッフェ」でした。旬の食材をたっぷり使用し、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、家族みんなが安心して楽しめるこの新しいトレンドは瞬く間に全国に広がり、直営レストランだけでなく、多くのホテルや旅館の朝食として取り組まれるようになりました。

※公式サイトより(https://budounoki.co.jp/area_other/

オンラインストアのリブランディング

そんなぶどうの樹の安心安全なお料理を自宅でも楽しみたい、というお客様の声に応える形で始まったオンラインストア。しかし当時のラインナップは、結婚式の引き出物やお中元・お歳暮として人気のハム・ソーセージ、ワインなどのギフト商品がメインでした。本来届けたい”家庭の食卓”から遠いことに課題を感じていたぶどうの樹さんから相談を受け、リブランディングを行うことになりました。

まず、日常で取り入れやすい商品ラインナップの見直しと拡充を図りました。リピート率が高く、隠れ人気商品だった「オリジナル白ポン酢」に注目し、調味料シリーズを強化。グループ店舗の料理長やシェフのオリジナルレシピを紹介したり、会員様からアレンジレシピを募集したりしました。

オリジナル白ポン酢

「新鮮だからこそ、ふぐ刺しの透き通った綺麗な色も愉しんでもらいたい」そんな思いから生まれた琥珀色の白ポン酢。厳選された素材を使用し、無添加無着色、しかも塩分控えめというこだわりポイントに着目し、ブランディングを強化しました。

オリジナルレシピ紹介

ぶどうの樹の魅力を一番よく知っている会員様やフォロワー、スタッフに声をかけ、オリジナルレシピの募集を行いました。自社農園で採れたアスパラガスと自家製ベーコンのアレンジレシピやパッと作れるのに美味しい時短レシピなど、様々なアイディアをご紹介しております。


ぶどうの樹の食育体験ファーム「ほっこり農園」で作っているアスパラガスと自家製ベーコンを使用したレシピ


人気の白ポン酢と自然だしを使った簡単レシピ。季節の野菜やお魚を使ってご家庭でも簡単にシェフの味をお召し上がりいただけます


また、商品企画から始めたチーズケーキプロジェクトでは、九州産の小麦と地元で採れた新鮮な卵を使用したスフレチーズケーキを菓子工房と共同開発。会員様にもモニターとして参加していただき、何度も試作を繰り返し、素材感とふんわりとした口あたりを追及しました。今ではオンラインショップだけでなく、店舗でも人気の看板商品です。


プロジェクトを振り返って

今回のプロジェクトは、単なるECサイトのリニューアルではなく、様々なシーンで地元生産者や会員様・フォロワー、スタッフにも協力をもらいながら「家庭の食卓」との繋がりを大事に取り組みました。味わいだけでなく、その背景にある人の想いや願いを大切に、これからもぶどうの樹様と共に地域に根付いた六次産業を目指して参ります。


株式会社あけぼの学習会
  • Client

    株式会社グラノ24K

  • Partner

    有限会社ハナダ・カンパニー
    株式会社LOBJET

  • Responsible

    Planning,Branding,Produce,Direction,PR,Design,Web